ニセコ町にあるニセコ・有島記念館で開催中の有島農場解放100年記念事業
「藤倉豊明・英幸・孝幸兄弟3人展・3人の歩いた時代(みち)」を見に行って来た。
と言っても実は知り合いのオマージュの二人と見に行く約束をしていたので、
彼らのお店の定休日に行って来たのだが、前日が祝日でその振り替えで休館;;
その翌日には仕事に出張で岩内方面へ行く予定もあり、
ニセコ経由で有島記念館に寄って前日見れなかった3人展を見て来た。
週末から台風が来ており台風一過で雲一つない秋晴れに恵まれて、最高な日和。
羊蹄山も見事なほどに青空に映えて気分も上々。
平日でもあったので人も殆ど居らずで静かなニセコ・有島記念館。
ここからの羊蹄がまた雰囲気が良く写真映えするロケーションだ。
有島記念館の展示も久し振りに拝見したが、最期の心中するまでの彼の一生が
なんとも切なく感じられ、昔の作家特有の迷走の世界に憤りを感じる、、、、。
今回展示をしている藤倉3兄弟とは古くからの知り合い。
長男の豊明さんと次男の英幸さんとは北海道イラストレーターズクラブアルファの会長も
歴任していたので、長い付き合いだ。
英幸さんとはオマージュで会う機会もあるが豊明さんとは最近すっかりご無沙汰だ。
ここ有島記念館は藤倉英幸さんの原画を多数所蔵している関係で、
以前から3人での展覧会を切望していたようで今回の展覧会が実現された。
まず入って最初は長男の豊明さんの作品群。
豊明さんはリアル系のイラストレーションを中心に様々なタッチも描くが、
なんと言っても人物が上手い!
北海道で1、2番くらいのテクニックの持ち主だ。
大通18丁目近辺にあったアトリエにも良く遊びに行っていたが、
原画を見せてもらうと惚れ惚れするような作品だ。
今回は昔の作品から30年近く創刊号から担当している酪農雑誌「デーリィジャパン」の
原画が並び、その上手さが分かる。
子供の頃に描いた作品も展示されており、子供の頃から上手だったようだ。
そして隣の会場にはカメラマンである一番下の孝幸さんの作品が展示されていた。
コマーシャル写真の世界で活躍しているが、故郷の岩内を撮影した作品が味があって良い。
そして最後は藤倉英幸さんの原画。
初期の作品も展示されているがお兄さんである豊明さんの影響が顕著に見られる。
それから切り絵の表現でオリジナルを確立して、現在の貼り絵へと発展して行く。
英幸さんの子供の頃の作品もあり、これまた面白かった。
3人それぞれデザイン業界で活躍されて、北海道のデザイン史には必ず登場する
素晴らしい大先輩たちである。
これからも元気よく3人のご活躍を楽しみにしたいものです。
有島記念館にはカフェなどもあり公園を眺めながら落ち着いた雰囲気で珈琲を頂く。
初めて有島タワーなる塔の上まで行ってみたが80近い階段はなかなかキツかった。
この展覧会は10月2日まで開催しているので是非みてみてください。
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